想いを綴る

想いのままに詩や短文を綴ります。

2023-01-01から1年間の記事一覧

しあわせな音

ベッドに寝転んでいるときに、キッチンから聞こえる野菜をトントンと切る音 たまに「ねぇ、これってどのくらい入れればいい?」ってヘルプを求めてくる声 ご飯が炊き上がってくるコポコポいう音と匂い 「ご飯よー」 という声 なんてしあわせなのだろうか。 …

言葉

「洗濯してくれたんだね」 という一言が、思いがけず嬉しい

言葉

「洗濯してくれたんだね」 という一言が、思いがけず嬉しい

さくらんぼ

「さくらんぼ」って名前をつけた人は素晴らしいと思う。普通なら「さくらの実」ってなるところじゃない?でも「さくらの実」ってネーミングはなんだか味気ない。「さくらんぼ」この響きが、もう、あの丸々艶々したあの物体を象徴している、よね?と、今年も…

さばくさらかし岩

あるところの崖の上に 今にも落ちそうに鎮座している大きな岩がある。 ちょうど道すがらなので、 その道を通る人はいつも見上げてしまう。 その岩には、名前にちなんだ逸話がある。 昔、魚の行商人が通りかかり、いつ落ちてくるんだろうとずーっと見ていたら…

ディモルホセカ

毎日歩く道すがら、 はじめてであった花があった。お日様に向かって花びらをいっぱいに広げる小さな花たち。「なんという花だろう」表示にあったのは「ディモルホセカ」。カタカナに弱い私は、一回では覚えられない。次の日、また同じ道を歩き、その花にあっ…

あさがお

あさがおの芽が土からひょっこり顔を出す。 殻をつけたまますいっと頭を上にもたげる 頭が持ち上がらなくてアーチになってるのもいる あさがおだって、それぞれだ。 いわんや人をして。 発芽したら後はどうにでも なるようになる 在るようになる